離婚したいけど…。離婚前に考えたい「親の離婚が子どもへ与える影響」

公開日:2023/06/15  最終更新日:2023/04/12


離婚はめずらしいものではなく、結婚している誰もが直面する可能性があります。離婚するのは仕方がないことですが、勢いだけで離婚するのはおすすめしません。特に子どもがいる家庭の場合、離婚は子どもに大きな影響を与えるので注意が必要です。離婚を考えている方は本記事を参考に、離婚が子どもに与える影響について学んでみてください。

離婚が子どもに与える影響・リスクとは

ここでは環境変化による影響、親の経済状況の変化による影響、精神的な影響、将来への影響という4パターンの影響について解説します。どれも子どもに悪い影響を与える可能性があるので、離婚する前に把握しておいてください。

環境変化による影響

離婚を機に違う地域へ引っ越しをすると、子どもの保育園や学校も変わります。今までの友人と離れてしまうので、子どもにとってかなりのストレスとなります。子どもによっては新しい環境に馴染めず、友達ができなくて苦しむことがあるかもしれません。

素直に相談してくれる子どもの場合は対策を打てますが、親に迷惑をかけたくないと思い、苦しんでいることを言わない子どももいます。ひとりで苦しみ続けて、親が気づくころには、すでに精神的な問題を抱えてしまっている場合もあるので注意が必要です。

親の経済状況の変化による影響

離婚すると子どもを育てる親は相手から養育費を受け取れますが、多くの場合、以前よりも世帯収入が減ってしまうので注意してください。中には養育費の不払いにより、生活水準が大幅に下がってしまうケースもあります。

生活水準が下がると、子どもが望むものを与えてあげられなくなるかもしれません。たとえば興味がある習いごとに通わせてあげられない、みんなが持っているゲームを買ってあげられないなどです。みんなと同じことができないと会話に入れず、仲間外れにされてしまい、子どもが苦しむ可能性があります。

精神的な影響

離婚すると子どもが精神的なトラブルを抱える可能性が高くなります。片方の親と会う機会が減り、愛情不足や喪失感から、精神的に不安定となってしまうことは多いので注意してください。

また、一緒に住んでいる親にもいつか捨てられるのではないかという不安を持ち続けてしまう子どももいます。こうした思いを持っていると精神的に不安定になり、学校生活や勉強に支障をきたします。

将来への影響

離婚は子どもの将来に悪影響を与える可能性があります。たとえば愛着がわかなくなる、離婚する可能性が高くなる、依存症になるといったような問題を将来抱える可能性が高くなります。離婚してからすぐに影響がなくても、子どもが成長してから悪影響がでることもあるので、覚えておいてください。

子どもによい影響を与えるケースもある

離婚は子どもに悪い影響を与えることが多いですが、中にはよい影響を与えるケースもあります。ここでは3つのケースを解説します。

家庭環境がよくなるケース

両親が不仲で毎日のように喧嘩している、冷めきっていて会話がまったくないなど、家庭の雰囲気が悪い場合、子どもは日々ストレスを抱えています。また、片方の親がDVやモラハラを受けている場合も子どもに悪影響を与えています。このような場合は離婚して、一緒に暮らす親が笑顔で過ごせるようになる方が、子どもも幸せになります。

経済状況がよくなるケース

片方の親の借金やギャンブルが原因で経済的に苦しい場合、子どもに悪影響を与えています。借金やギャンブルについて話し合っても解決しない場合は、離婚を検討しましょう。離婚すると今までよりも経済的に楽になり、子どものためにお金を使えるようになるので、子どもによい影響を与えます。

精神的に成長するケース

両親の離婚により、精神的に大きく成長する子どももいます。一緒に住む親の大変そうな姿を見て、助けたいと思うようになり、子どもは精神的に大きく成長します。また、両親の離婚という、つらい出来事を乗り越えられた子どもは、その後の人生では打たれ強くもなるでしょう。

子どもが親に求めることは?

離婚する親に子どもが求めることはさまざまです。まずは子どもの不安を取り除くために「離婚は子どものせいではない」「自分はずっと一緒にいる」といったような子どもを安心させる言葉を伝えてください。その後は子どもと積極的に話して、求めることをなるべく叶えてあげましょう。

たとえば、もう片方の親と定期的に会いたいのなら、会う機会を作ってあげたり、姓が変わるのに抵抗があるのならそのままにしたりといった感じです。また、もう片方の親の悪口を子どもは聞きたいと思わないので、言わないように注意してください。

まとめ

離婚は子どもに悪い影響を与える可能性が高いですが、中にはよい影響を与えるケースもあります。相手からDVやモラハラを受けていて危険な状況の場合は、すぐにでも離婚することをおすすめします。ただ、それ以外の場合は勢いで離婚するのではなく、本記事を参考にして子どもへの影響もしっかりと考えましょう。そのうえで離婚を決断した後は、離婚が子どもに悪影響を与えないように、今まで以上に積極的に子どもと会話してケアをしましょう。

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